Toyota Technical Center Shimoyama 車両開発棟・来客棟
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所在地：愛知県 設計・施工：竹中工務店 用途：オフィス・企業施設 竣工：2024年3月 工事種別：新築 採用商品：コーリアン・ジョリパット 「もっといいクルマ」を世界へ発信する研究開発施設 敷地は愛知県豊田市と岡崎市の境に位置し、車両開発の拠点となる“車両開発棟”と社外パートナーとの協業や社外発信を行う“来客棟”の２棟で構成される。両棟間のテラスに面して、企業の起源である“紡ぐ”をコンセプトとしたクロスルーバーを設けることで、施設の外観を特徴づけた。 計画敷地である豊⽥市の⼿⼊れ不⾜の⼈⼯林問題（間伐⼿遅れ林）に着⽬し、敷地周辺で得られた“細く・薄く・短く”建材としての⽋点を抱えている間伐材に機能を持たせ積極的に⽤いることで将来の森づくりへの貢献を⽬指した。 「車両展示空間」(写真左上）では、“細く・短い”間伐材を４本束ねることで構造材として機能させた「束（たば）ね束（つか）立て張弦梁」が、展示空間上部に配され建物全体の⾃然換気を促すハイサイドライトの架構を成立させている。木の香りと清涼な空気で満たされるこの場ならではの展示空間を目指した。
