森の書庫と離れ
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TECTURE AWARD スポンサー(AICA)賞 所在地:千葉県 設計:高池葉子建築設計事務所 用途:倉庫 竣工:2024年11月 工事種別:新築 採用商品:モイスNT内装材(素板)・モイスTM耐力面材 設計コンセプト抜粋 千葉県いすみ市の小さな里山の頂上に,一万冊の本を収容する書庫と離れをつくるプロジェクト。 コンパクトな建坪の中で膨大な量の本を収納するため、ジグザグの壁を巻貝のように囲い込み周長をかせぐ形状とした。この複雑な形状を、3次元的なプレカット技術と地場の大工さんによる大工仕事とを掛け合わせることで実現した。このプロジェクトを通して、過疎化した里山における新たな建築生産手法の可能性を感じている。 設計コメント 森の中で湿気が非常に高い場所であるため、「書庫」も「離れ」も内壁全面に「モイス」を使用。 竣工から数ヶ月経っているが、湿気対策として有効に機能しており、とても良い商品だと感じている。 審査講評 書庫でのモイスの採用は今までありそうでなかった事例であった。 モイスNTの調湿性能で、カビの発生や木材の腐食を抑えられ、モイスTMは透湿性能により内部結露を軽減、さらに火災にも強い不燃材であるモイスは、大切な書物を守る書庫などに最適な建材であると気づかされた。
