とある企業の独身寮リノベーション計画。 高度成長期に一斉に計画された新興住宅地は、その劣化も一様で社会問題となって久しい。人工的に山を切り開きアスファルトで覆われたこの土地に、私達はもう一度、大地を思わせるような自然の表情を持たせることにした。 土壁のようなテクスチャーと太陽の光がもたらす奥行きのある陰影により、独身寮というプライベートな建物でありながら、周辺に対して公園のような印象的な景観を生むことを目指した。 各部屋にはノッポ、プレーンKプティを採用。 扉やキッチンの質素で無駄のない美しい造形によって、ワンルームの狭小スペースであることを感じさせない豊かさを生み出すことができた。