万博 共有施設内トイレ5
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所在地:大阪府 設計:米澤隆建築設計事務所 米澤隆 用途:公共施設 工事種別:新築 採用商品:メラミンタイル、コーリアン、セラール(受注柄) 設計者のコメント 大阪・関西万博のトイレ5を設計した建築家の米澤隆氏は、「多くの国・地域から人が集まり、メッセージを発する場でもある万博を、新たな建築にチャレンジする場と捉えて設計しました。半年間の会期中のみで使用するには環境負荷が大きく、移設・転用できるようにすることは必須と考えました。そこで、積み木のように、積んだり組み替えたり、さらには持ち運んだりできるブロック単位での構成としました。終了後にはブロック単位で移設し、必要な数・形に組み替えてさまざまな場所で使える建築物となっています。会期中は非常に多くの人が使用し、さらには万博終了後も移設して長く使用していくため、品質・デザイン面で良い製品と日頃より感じていたアイカ製品を採用しました。万博ということで、カラフルなデザインで華やかさをもたせていますが、カラーバリエーションが豊富なため、特注色は使用せずとも、ひとつひとつのブロックに個性をもたせることができました。また、床に使用している「メラミンタイル」は基本的には屋内向けの素材とのことですが、ひとつの区切りである万博の会期が半年間である点を活かし、実験的に半屋外で使用しています。石やタイルの床材に比べて安価であり、塩ビ系素材に比べて汚れや紫外線に強いため、バランスが良い床材だと感じています。どの製品も耐久性に優れているとのことで、長期間での利用はもちろんのこと、移設に伴う解体・運搬にも耐えてくれることを期待しています」と語っています。
