RS-0726 / 牡丹百花 使用事例 恵比寿に店を構える中国料理店「LI HUA」。 上質な食体験を提供する個室空間において、 壁面の象徴として計画されたのが、銀箔和紙と木版和紙を組み合わせた意匠壁です。 採用されたのは RS-0726 / 牡丹百花。 銀箔を施した和紙の上に、木版「牡丹百花」を雲母で手摺した特注仕様で、 光を受けて浮かび上がる繊細な草花文様が、空間に上品な華やかさと奥行きをもたらしています。 この木版和紙に使用されている版木は、約80年前から受け継がれてきたもの。 版木に顔料をのせ、和紙へと摺り重ねていく工程は、現在も職人の手仕事によって行われています。 わずかな刷りの違いや濃淡の揺らぎが、一枚ごとに異なる表情を生み出し、 機械印刷では表現できない豊かな質感を壁面にもたらしています。 この空間で特徴的なのは、木版和紙単体ではなく、 異なる素材感を持つ和紙を組み合わせて構成されている点です。 中央の木版和紙を引き立てるように、 両側には砂壁をイメージした和紙を採用。 静かな質感を持つ砂壁調の和紙が背景となることで、 銀箔と雲母による繊細な輝きが際立ち、 壁面全体に自然な立体感と陰影が生まれています。 また、ペンダント照明や間接照明との組み合わせにより、 銀箔と雲母は時間帯や視点によって異なる表情を見せます。 近接時には木版の繊細な刷りや和紙の質感を感じさせ、 空間全体では柔らかな光を受けながら、個室を包み込むような落ち着きと品格を演出しています。 伝統的な木版技術、和紙の素材感、そして現代的な空間デザイン。 それぞれの要素が調和することで、 個室という滞在時間の長い空間にふさわしい、静かで豊かな体験が生み出されています。 RISEでは、素材そのものの意匠性だけでなく、 照明計画や空間構成との関係性を踏まえながら、 用途やコンセプトに応じた和紙壁紙の提案を行っています。