既存の鉄骨階段を耐候性鋼板(コルテン鋼板)で包み込む(コンシールする)ことで、識別性の高い自立した「空間オブジェクト」へと変容させた。同時に、床の舗装面には放射状の鋼板ストリップ(フラットバー)をインレイ(埋め込み)し、現代的な構法の語彙(ディテール)によって、前方にある円弧状のレール(軌道)との対話を生み出している。これにより、扇形車庫ならではの独特な歴史的ランドスケープへと、精緻に応答している。