
PROJECT MEMBER
長崎県五島列島福江島にて、古民家を別邸兼民泊施設へ改修する計画である。 目前には鎧瀬海岸が広がっており、この風景を部屋内からも一望できるようにしたいと考えた。そこで、各部屋の窓を海側へ向かって設置するようにし、かつリビングの窓は水平線に呼応するように横長でダイナミックな窓とした。 また、島を取り巻く自然環境に対応するようになるべく自然素材を用いる計画とし、空間 構成をシンプルにすることで、温もりがありながらもモダンな印象になるような空間を目 指した。 間取り構成としては民泊利用も検討しているため、リビングが空間のハブになるように シークエンスの中心に広く設けることで利用者のコミュニケーションを促進するようにし、かつ部屋の内外で土間を連続してフラットに繋げることで内外の関係を曖昧にし、自然の多いこの島を存分に体験できるような計画とした。