AUBE 虎ノ門

敷地周辺は高層タワーが林立している中 、低層の建物が集まり開けた環 境である。各住戸内でパブリックとプライベートを明確に区画・セキュ リティーすることで住人一人一人の求める暮らし方に柔軟に対応できれ ばと考えた。B1階と1階・1階と2階・3階と4階と屋上の3ユニット によるメゾネット構成 。玄関を入ったパブリックな空間は通常のリビン グとしてだけでなくリモートワーク・アトリエ・趣味等多様で想像を超 える使われ方を想定 。更に階段を経た奥に玄関がありプライベートな空 間との入れ子構造となっている 。1階はガラス扉 、3階はワイドでオー プンな折戸とし街との繋がりを提案 。2階・4階は周辺のタワーと調和 するガラスカーテンウォールで閉じ 、積層する構成がファサードに現れ る。 2階には共用のラウンジ・会議室もあり入居者や来客のコミュニケーシ ョンの場として提案 。住環境を豊かにしつつ住む方の望みによって社会 と繋がることが可能なこれまでになかった賃貸集合住宅プログラムを実 現できたのではないかと考える 。