




補足資料






DATA
- ビルディングタイプ
- 共同住宅・集合住宅・寮
- 工事種別
- リノベーション
- 延べ床面積
- 64.8㎡
- 竣工
- 2025-12
CREDIT
- 撮影
- 濱邊 信晴 / 片山 京祐
- 設計
- 片山 京祐
- 施工
- WILL BUILD
- キッチン・洗面化粧台
- RILNO(田中工藝)
- 手洗いボウル
- 王子窯
- バルコニー植栽
- 浦田庭園設計事務所
福岡で夫婦2人とちびっこ2人 猫の つくし が暮らすための マンションリノベプロジェクトである。 ------------------------------------------------ < 東側のルーフバルコニーが導いたL型の空間構成 > 一住戸分の大きさに相当するルーフバルコニーが付属していることが、この住戸の最大の特徴であった。 必然、そのバルコニーへ向けて空間的広がりや視線の抜けを検討し始めることとなり、南側にもあるバルコニーと合わせたその二面に対して「L型ワンルーム」をのびやかに計画していくことがここで決まったのである。 このL型空間のあり様を補強するディテールとして、窓+壁も含めた外壁面全体へレースカーテンをはわせる計画とした。 レース生地によって拡散された太陽光がL型の開口面全体に広がったような感覚となり、外部へのつながりを感じる体験が生まれている。 レールを支持する板材にはライン照明を裏に仕込み、日が暮れても同じレースカーテンの範囲が今度は柔らかい暖色の明かりで包まれる。 そして何より、上部はキャットウォークになっていることが特徴である。 猫のつくしがいたからこそ、この大胆で複合的な意味を持たせたディテールへ踏み切ることができた。 足元には特殊左官材を織り交ぜることで外部へシームレスにつながっていく感覚を強化し、300角のパーケットフローリングをまもので使い切るための端部の遊びとしても機能させている。 < 住宅 ≒ 可変的であること > 家族がいて、成長と同時に求めることも変わって、時がたてばその変化を元に戻したくなる瞬間があって・・・住宅とは欲望の塊である。 空間を固定化することはこの欲に反する。 いかにしてその柔軟さを受け入れるか、その解法の一つが「内包されたグリッドフレーム」であった。 住まいはじめのイメージは、木の柱梁が遮光カーテンのとりつく相手となり、ベッドルームとして半個室を成立させることとした。 「Box in Box」のようなこの仕組みは木フレームがあることで成立し、時がたてばまた違った欲望のサポートをするであろう。 ファーストスケッチでは木フレームがバルコニーまで飛び出している構成をイメージした。 大胆な工作はできないが、これから少しずつ手を入れていくことになるであろう。 < 生活の中心にあるキッチンダイニング > 一日三食、子供のごはんもつくったり、ミルクを準備したり。家の中でどれだけキッチンが重要な場所なのか、計り知れない。 住み始めてのことになるが、一日中家にいることでより鮮明に思うのである。 計画の段階から「キッチンは家の王様」と銘打って、L型ワンルームの特等席へ配置、バルコニーへの視線も意識した。 キッチンだけでなく、ダイニングテーブルがかみ合うように「重なる」構成とすることで、料理をする人と食事する人が顔を合わせられる日常を目指している。 ------------------------------------------------ 住み始めて数か月、家族が1人増えた。 4人+1匹で欲望もさらに増えていくことだろう。 可変なる構成の腕の見せ所である。 ------------------------------------------------ < 3つのコンセプト > 01 │ 南側ベランダ+東側の大きなルーフバルコニー 開かれたその二面に対してOPENな「L型ワンルーム」 02 │ クローズな個室的空間をつくるため 木の柱梁フレームを挿入した「Box in Box」の構成 03 │ 「キッチンは家の王様」として生活の中心へ 食事+料理する人が円形に「重なる」ダイニングキッチン
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